かきのめも

備忘録

第2種電気工事士を取った(2022年上半期試験)

動機

 高専の電気工学科を卒業して,何ひとつできるようになったことが無い(知識は付いたが,資格が無いと何もできないのと同じ)と感じたため,比較的容易に取得でき,実用できる資格である第2種電気工事士を取ろうと考えました。父が10年前くらいに取得し,「中学生でも取れる」と言われたため,中学生の頃に受験しようか迷いましたが,部活が忙しく取れなかったリベンジという意味もありました。(実際に中学生がとるには少し難しいかも)

筆記試験の勉強

 実は高専の電気工学科などで所定の単位を取り卒業すると,電気工事士の筆記試験が免除になるのですが,筆記試験くらい余裕だろうということで,必要な単位を取らなかったため筆記試験を受ける必要がありました。(代わりに進学に有利な単位を取ったため) 筆記試験の問題は大別して3つに分けられます。

  • 基礎的な電気回路の問題

  • 工具,測定器,器具の名称,使い方,法規の問題

  • 配線図の問題

 学校の用事などでドタバタしてたので,勉強を始めたのは2週間前でした。

基礎的な電気回路の問題

この分野に関しては高専卒の得意分野ですね。過去問の傾向を見る程度の勉強しかしてません。

使用した過去問(図書館にあったもの)

工具,測定器,器具の名称,使い方,法規の問題

この分野は高専で授業が無い(免除できる単位を取っても詳しくやらない?)ので独学です。 器具の問題に関しては過去問題集の最初に載っているものを覚えていきましたが,工具などが小さい頃から身近にある生活を送っていたため見たことあるものが多くすんなり覚えられました。 法規問題も過去問題集の最初に載っている要点整理とyoutubeの動画で勉強しました。問題のパターンがある程度決まっているため,過去問をやりながら語呂合わせなどで必要な数値を覚える感じでした。

配線図の問題

この分野は慣れが必要だと感じました。実技試験でも配線図の知識は必要なので過去問をして慣れるしかないですね。

詳しい勉強方法は調べるとたくさん出てくると思います。

筆記試験当日

 感染症対策のため,午前・午後に分かれていたのですが,午後の試験となりました。だいぶ遅い時間から始まったと記憶してます。女子高生からおじさんまで幅広い年齢層が受けている印象でした。(後日受けた電験三種はおじさんばかりだった) 試験は約半分の時間が経過すると途中退出できるのですが,結構な人数がすぐに途中退出して少し焦りました。ミスが無いようにしっかり確認してから途中退出しました。午前中の問題は難化していたらしいのですが,午後の問題は過去問どうりだと感じました。 器具の写真問題でレーザー墨出し器がでており,twitterなどで少し話題になっていましたが,私の周りでは一家に一台墨出し器があるような変な人ばかりだったので余裕で答えられました。  数問ケアレスミスをしていましたが余裕で合格しました。

実技試験

 実技試験に向けて電材とHOZANの工具を購入し練習しました。合格クリップなど,合格○○といったツールが売られていますが,正直必要ありません。場所を取るだけです。電材も一回分あれば十分です。余った部材で被膜向き,圧着など,個別の作業を何回も練習する方が一通り作るよりも重要だと思います。

試験時間は案外短いので,候補問題を一通り作って時間感覚を身に付ける必要があります。欠格事項もしっかり確認しましょう。配線の長さが与えられたものでは割り切れないようになっていることがありますが,長さは大分余裕があるのでそこまで気にしなくても良いです。実技試験は慣れです。作業の流れや細かいコツはHOZANの動画などで勉強できます。

youtu.be

 当日結構できていない人がいました。となりのおじさんも途中で終わってましたし,出来なくて絶望してる青年もいました。練習さえしていればと思うのですが…?

免状申請

 余裕で実技試験も合格したため,免状を申請しに行きました。結構申請代金が高いですね。都道府県によって形状異なるらしく,私のはただのラミネートで少し残念でした。来年度くらいから運転免許証のようなカードになるらしいです。ラミネートだと古参アピールできます笑)  無事に取得でき,コンセント工事できるようになりました!!比較的簡単な国家試験だと感じましたが受験費,練習に必要な工具,部材費,免状申請費など結構費用がかかりますね。

STM32 Cube Monitorの使い方(基本)

STM32の内部変数を可視化できるツール。
Node-Redを使用している。
SWDでできるため,SWCLKとSWDIOの2線接続でデバッグ可能。
以下から入手可能(STのアカウント登録が必要)
www.st.com

使い方

右上の🈪→読み込み→ライブラリからSTM32CubeMonitor_BasicFlow.jsonを読み込む。
最初に起動するとデフォルトですでに読み込まれている。
f:id:kaki1129:20210807044702p:plain
f:id:kaki1129:20210807044944p:plain

変数の追加

上のフローのmyVariablesをクリックし,Executableの右の鉛筆マークを押し,Folderから読み込むプロジェクトのDebagフォルダを指定する。
次にFileから.elfファイルを読み込む。
下にプロジェクト内の変数一覧が表示される。
Expand Variable Listをチェックすると配列の[0]以外も読み込まれる。
見たい変数にチェックを入れる。(グローバル変数のみしか見れない)
f:id:kaki1129:20210807045806p:plain

プローブの追加

myProbe_Outをクリックし,STLINKを追加する。
複数ある場合,豆電球のマークを押すと対応するSTLINKのLEDがひかり,教えてくれる。

グラフの設定

myChartからグラフの表示設定が可能




DEPLOYを押し,DASHBOARDからグラフが確認できる。
f:id:kaki1129:20210807050322p:plain

STM32 書き込み(SWD方式)

STMのチップを載せた自作基板に書き込む方法
STM32F446,STM32F303で確認済み

マイコンの接続

マイコンからSWCLK、SWDIO、NRST、V㏄、GNDを引き出しておく。また、BOOTピンを10kΩでGNDに落としておく。

f:id:kaki1129:20210807042830p:plain
例)STM32f446の場合の周辺回路

Nucleoを用いた書き込み

SWCLK、SWDIO、NRST、GNDを接続する。
Nucleoの書き込み機(切り離せるところ)のピンヘッダと、マイコンをジャンパすることで書き込むことができる。
Nucleoの書き込み機にあるジャンパピンを取ることで切り離さずに使用できるはず?だが、なぜか動作せず、切り離すと書き込めた。

f:id:kaki1129:20210807043335p:plain
(1)
STLINK v2を用いた書き込み

秋月電子などで売っている書き込み機(https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04012/)を用いる。
SWCLK、SWDIO、NRST、VAPP、GNDを接続する。VAPPで電源監視を行っているようなので必ず接続する。

f:id:kaki1129:20210807043406p:plain
(1)

図の引用
(1)Guide: Connecting your debugger | STM32-base project

githubの使い方(基本)

環境

1.gitをインストール

https://gitforwindows.org/git

2.githubアカウントを作成する

GitHub: Let’s build from here · GitHub

githubへファイル(プロジェクト)を追加する方法

1.Newから新しいリポジトリを作成する。

git Bashを開く。

cdコマンドでディレクトリを変更し,追加したいプロジェクトのディレクトリに移動する。

git init//コマンドで新たにリポジトリを追加する。
2.ファイルを追加する。
git add ファイル名  //追加したいファイルを追加する
git add . //ディレクトリ内のすべてのファイルを追加
3.コミット(Commit)する。

コミットとは、ファイルやディレクトリの追加や変更をリポジトリに記録する操作のこと。

git commit 

エディタが開き,コミットメッセージを書く。(「○○を変更した」など)

git commit  ファイル名

特定のファイルをコミットする。
次のコマンドで一括でコミットすることが可能。

git commit -m "コミットメッセージ" 
4.プッシュ(Push)する。
git remote add origin https:/github.com/ユーザ名/○○○.git      //リモートリポジトリの情報を追加

始めて追加する時はユーザ名,パスワードを聞かれる

git push origin master //リモートリポジトリへ追加

注:デフォルトのbranch名がmasterではなく,mainの場合もある

以上でファイルを追加することができた

VSCodeVisual Studioで開発しているプロジェクトはgit hubとの連携が用意されているので,そちらを利用すると便利